院長の季節だより121 「菖蒲(しょうぶ・あやめ)について、あれこれ!」
2020年6月28日院長の季節だより123 「今までにない豪雨被害が各地でおこっています!」
2020年7月7日写真は、一枚目は「半夏(はんげ)和名は烏柄杓(カラスビシャク):漢方生薬の1つ」です。二枚目は「半夏生(はんげしょう)和名は片白草(かたしろぐさ)」」です。名前は似ていますが見ると全く違います。
2020年7月1日(水)から、二十四節気は夏至(げし)の末侯にかわり、七十二候は三十候の「半夏生(はんげ しょうず)と読み、半夏(はんげ)の花が咲く頃となりました。
さらに、夏至(げし)から数えて11日目にあたる7月1日から7日までの5日間は雑節で「半夏生(はんげしょう)」です。ここでの意味は、半夏(はんげ)ではなく、別の植物の半夏生(はんげしょう)の葉が半分白くなる時期をさすようです。
三十候は「半夏(はんげ)生ず」と読みまして、半夏という漢方生薬で利用されている植物が生じる頃の意です。雑節は「半夏生(はんげしょう)」と読みまして、半夏生というドクダミ科で和名では片白草・半化粧と呼ばれています。和名の漢字のように、花が咲く時期だけ葉の一部が白く化粧をしたようになるため、名前がついたといえわれています。まさにこの時節に花をつけます。
またこの時期は梅雨末期でカビやウイルスなどで食中毒など、古代より天地が毒気でいっぱいになっていると言われる時節でもあり、健康面では十分にお気をつけください。
Photo 半夏(はんげ) PhotoACより
Photo 半夏生はんげしょう(半化粧・片白草) フォトライブラリーより