院長の季節だより87 「これからさらに寒い時期に向い、しかし地下では春の準備が…!」
2020年1月12日院長の季節だより89 「フキタンポポ(款冬花)ご存じですか!」
2020年1月23日2020年1月16日(木)から、二十四節気は小寒(しょうかん)の末侯にかわり、七十二候は第六十九候「雉始雊 (きじはじめてなく)」です。雄の雉(キジ)が鳴き始める時節となりました。
「雊」とは、雉が鳴くことの意で使われます。「隹」字は、横から見た鳥を象形で尾の短い鳥類の総称とされています。
現在では雉(キジ)を見ることはないですが、七十二候が改定された江戸時代には身近な鳥で、春をまじかに控えたこの時期には「ケーンケーン」という鳴き声が響いていたのでしょう。
人の頼み事や相談事などを不愛想に拒絶することを「けんもほろろ」といいますが、「けん」は雉の鳴き声で「ほろろ」は雉が飛び立つ羽音を表しています。
つっけんどうな様子を「けんけんと」といいこれを雉の鳴き声の「けん(ケーン)」に掛けたもの。それと「ほろろ」と羽音を立てて飛び去ってしまう様子からきているようです。