院長の季節だより82 「熊の次は、鮭!」
2019年12月18日年末年始のお休み
2019年12月26日2019年12月22日(日)から、二十四節気は冬至(とうじ)の初侯にかわり、七十二候は第六十四候「乃東生(なつかれくさ しょうず)」です。夏枯草(なつかれくさ・かごそう)が芽を出す時節となりました。
乃東(だいとう)とは、シソ科の夏枯草またはウツボグサの古い呼び名です。冬至の頃に芽を出し、夏至の頃に紫色の花が黒褐色に変化して枯れたように見えることからこの名前がつきました。ウツボグサは、靭草と書き、武士が使用していた矢筒(やづつ)を靭(うつぼ)といい、花の形が似ていたことから和名となりました。また夏枯草とは生薬の呼び名です。
余談ですが、セイヨウウツボグサは別名セルフヒールと呼ばれ、ハーブとして海外でも利用されています。
漢方では、利水剤や消炎剤として利用され、止血や肌荒れ・保湿効果もあるようです。また、園芸では、耐寒性・耐暑性があり、グランドカバーとして用いられています。