院長の季節だより7 「麋角解 (さわしかのつのおつる)」
2018年12月28日2019年 明けましておめでとうございます。
2019年1月3日本日(新暦)は、2018年12月31日 月曜日
旧暦の日付でいうと11月25日(大安)です。二十四節気は、冬至(とうじ)です。
31日より七十二候(しちじゅうにこう)は末候にかわり、六十六候で「雪下(ゆきわた)りて麦のびる」雪の下で麦が芽を出す頃です。
冬至の寒さが厳しくなってくるこの時期に、冷えて乾燥した地上に芽を出す「麦」対して力強い生命力を感じます。
本日は、『平成最後の大晦日』となりました。みなさまにとって今年一年はいかがだったでしょうか。
新暦では、12月31日が大晦日となりますが、旧暦では月の満ち欠けもとに1月(ひとつき)をきめますので29日か30日のどちらかしかないので、31日の大晦日はないのです。ついでにお話ししますと新暦には2月30日はありませんが、旧暦には30日の年があります。2018年2月30日がありました。2019年は29日までです。
旧暦では、月末日を「晦日(みそか):三十日が転じて・・みそか」としその年最後の月を「大晦日」して、新暦になった現在でも当たり前に使っているのです。
晦日「みそか」は別の呼び方で「つごもり」ともよばれます。これは「月の末日」を月が隠れる日という意味で「月隠(つきごもり)→月籠り」ということからです。
良いお年をお迎えください。
Photo ウサギちゃんとナンテン