院長の季節だより174 「春の寒気と暖気のはざまに…桃の華!」
2021年3月10日窓辺だより
2021年3月14日2021年3月15日(月)から、二十四節気は啓蟄(けいちつ)の末侯にかわり、七十二候は第九候「 菜虫化蝶 (なむしちょうとなる)」仲春のこの時期、菜虫(なむし)別名は青虫が、蝶々となって飛び回ります。
ここでの蝶とはおそらく、モンシロチョウ(紋白蝶)のことで世界中にいます。蝶の種類は日本では250種ほどですが、世界中では18,000種近くいるようです。
紋白蝶の起源は、キャベツの原種があった中東あたりではないかと思われます。
余談ですが、アフガニスタンで命を落とされた医師の中村哲先生をご存知でしょうか。中村先生は虫がとっても好きな方で、中近東(アフガニスタン)に行かれたのも紋白蝶の起源探しの為だったとか…逸話もあるようです。
私たちの身の周りの虫は「せみ・とんぼ・はち など」ほとんど大和言葉ですが、蝶は中国由来の読み方「ちょう」としか現在では呼ばなくなりました。もちろん大和言葉で「かわひらこ・ひるる など」ありますが…時代とともに呼び名が絶滅していったようです。