院長の季節だより155 「熊は、冬眠といわずに巣籠りといいます!」
2020年12月11日窓辺だより お知らせ
2020年12月19日2020年12月16日(水)から、二十四節気は大雪(たいせつ)の末侯にかわり、七十二候は第六十三候「鱖魚群(さけのうお むらがる)」です。産卵のために鮭が、群れをなし遡上する時節となります。
ここでは「鱖魚(けつぎょ)」と書いて「さけのうお」と読ませているのは、日本には鱖魚がいないため「鮭」をあてました。
鮭は、縄文時代より食されていてた馴染みの魚であることと「大雪(たいせつ)」の時期に遡上することなどから「さけのうお」となったのでしょう。
ところで、鮭の身は赤い色をしいるので「赤身魚」と思いがちですが「白身魚」です。エビやカニなど餌とするために色素で白身が赤くみえるそうです。
赤身と白身の分け方は身の質で、その筋肉中の血色素のミオグロビンの含有量により「赤身(遅筋)」「白身(速筋)」に区分されているようです。
余談ですが、人の筋肉も「赤筋と白筋」に分けますが、魚と違うところは「ひとりの人間の中」に混在しています。
例えば、100m走は短時間に強力な力を発揮する速筋(白筋)を主に使います。一方、マラソンは長時間に筋肉を動かし続ける遅筋(赤筋)を主に使います。