院長の季節だより43 「初夏なのに、『麦秋(ばくしゅう:夏の季語)』という理由とは?!」
2019年6月2日院長の季節だより45 「腐草から螢が生まれる?? 幻想的なホタルの飛翔!」
2019年6月13日写真は、三大鳴鳥のオオルリです。
2019年6月6日(木)から、二十四節気は芒種(ぼうしゅ)の初侯にかわり、七十二候は二十五候の「蟷螂(かまきり)生ず」となり、旧暦では5月4日になります。
「芒種」とは、稲・麦など芒(のぎ)をもつ穀物の種をまく頃という意で、とくに田植え時期ことであったと考えられます。現在ではお米の品種改良と多様化によって田植え時期も地域でかなり違うため、時期的ズレが生じたのでしょう。ただ梅雨入り指標となっているのかわらないと思います。昔は今のような大きなダムがなかった為空からの水の恵みである梅雨が、田植え時期と重なるのは必然だったのでしょう。
七十二候も「蟷螂(かまきり)生ず」となり、蟷螂の卵が孵る頃です。農業において蟷螂は大切な益虫で、農薬が開発される前は、害虫駆除の強い味方だったのでしょう。
また、この季節に東南アジアから渡って来る瑠璃色をした「オオルリ」という夏鳥がいます。ウグイスやコマドリとともに囀(さえず)りが美しい「日本三鳴鳥」の一つです。この時期、森を散策すると聞くことができますよ。
Photo 彩りも囀りも美しいオオルリ PhotoACより