院長の季節だより41 「蚕の種類・・・小石丸(こいしまる)ご存知ですか?!」
2019年5月23日院長の季節だより43 「初夏なのに、『麦秋(ばくしゅう:夏の季語)』という理由とは?!」
2019年6月2日2019年5月26日(日)から、二十四節気は小満(しょうまん)の次侯にかわり、七十二候は二十三候の「紅花栄(べにばな さかう)」となります。
ベニバナは、キク科で原産はエチオピアといわれていて、紅色染料や食用油の原料や漢方の生薬として利用されています。日本には5世紀頃に渡来したと言われています。(諸説あります)
いにしえより「赤」は魔を払う神聖な色とされてきました。その赤色の色素取り出せる植物の一つがベニバナ
で、べにいろ(紅色)として神事や化粧に使われてきました。口紅を塗る動作を「つける」といいますが、古来日本では「ひく(引く)・さす(点す差す=色を付けるの意)」という言葉がありました。また薬指のことを昔のひとは「紅差し指」とよんでいました。
花弁を乾燥させた紅花(こうか)は漢方生薬の一つで、血行促進や体を温める効能があり特に婦人科疾患の月経不順・生理痛や産後の腹痛・更年期障害などに用いられます。
Photo 紅花栄う フォトライブラリーより