院長の季節だより38 「暦は夏のはじまり、二十四節気は「立夏」七十二候は「蛙始鳴」!」
2019年5月8日院長の季節だより40 「古事記時代の竹笋(たけのこ)といえば、真竹(まだけ)のことです!」
2019年5月16日2019年5月11日(土)から、二十四節気は立夏(りっか)の次侯にかわり、七十二候は二十候の「蚯蚓(みみず)出ずる」となります。立夏の陽気に誘われミミズが地中から地表に現れてくる時節となりました。
昼間の気温が急に25℃を超えることがありますが、現代人は身体から熱を逃がすことが得意でない事と夏のからだにまだ慣れていない事が重なるこの時期は要注意です。対策のひとつとしては、発汗習慣をつけることです。
ところで、七十二候に出てくるミミズ(蚯蚓)についてですが、最古の漢方医学書(神農本草経)に生薬として記載されていて「赤竜」「地竜」「土龍」と称されています。他の漢方書・医学書などにも「解熱」「利尿」などの効果が記載され現在も生薬として漢方薬に使われています。最近では「血栓溶解効果」が研究されていて循環器疾患に期待されています。