院長の季節だより35 「穀雨の初候で、葭(あし・よし)が芽吹く頃!」
2019年4月21日院長の季節だより37 「2019年5月1日・・・令和元年の幕開け!」
2019年5月1日2019年4月25日(木)から、二十四節気は穀雨(こくう)の次侯にかわり、十七候の「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」となります。朝晩の冷え込みが緩み始め、霜が降りることがなくなり、日中の陽気熱気により苗がすくすく育つ時節となりました。
九州に住んでいる私には、真冬でも霜が降りることはあまりないので、4月下旬のこの時期に「霜止みて」という短文には、あまり実感がわきません。
短文後半の「苗えいずる」は「一説では稲苗の準備の時期」のことであり、温暖化している現在においても時期的には大きなずれはありません。ちなみに過去5年間の全国(沖縄を除く)の田植えの時期は4月下旬から6月下旬で、千葉県や三重県が4月下旬、中部は5月、北陸・東北・北海道が5月で、九州は6月で、関東は5月6月とバラつきが多かったです。(各県の平均田植え時期なので地域的バラツキはあります。)日本の寒い地方が、暖かい地方より早く田植えをするのは意外でした。
もちろん、同じ品種のお米であれば暖かい地方から寒い地方に時期が移動するでしょうけど、日本のお米には多くの品種があるため、その土地や風土に合った苗を使います。それで各地方の田植え時期が違うようです。