院長の季節だより11 「雉(きじ)は、日本の国鳥です」
2019年1月15日院長の季節だより13 「冬から春の変わる季節には苦味の山菜・・・ふきのとう」
2019年1月20日17日は「土用の入り」で17日を含め十八日間を「冬の土用」の期間です。
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前の季節の移行期も期間、約十八日間を土用と呼びます。
土用の他に、節分や八十八夜など9つあり「雑節」と呼びます。これは日本独自に考えだされたもので二十四節気や五節句や七十二候を補うためのものです。(農作物を作るうえで種蒔き時期・収穫時期など季節の変化をとらえることが最も重要なため、日本人の感性で追加された季節の細やかな変化です。)
日本において昔から土用の期間は、土を司る土公神(どくじん)様が支配するといわれ、土を動かしてはいけないとされてきました。現在でも住宅や道路など土を掘り起こす工事は、土用の期間を考慮する業者もあります。
また、土用は季節の変わり目なので農作業で体調を崩さないようにとの戒めもあると思われます。
いろいろな意味で、雑節には日本人の細やかな知恵が盛り込まれていると思います。