院長の季節だより9 「6日から小寒です(寒の入り)」
2019年1月7日鏡開き「鏡餅は、歳神様のお正月中(松の内)の御住まいです。」
2019年1月11日本日(新暦)は、2019年1月10日(木曜日)です。旧暦の日付でいうと12月5日(仏滅)です。
二十四節気は、小寒(しょうかん)で、10日より七十二候(しちじゅうにこう)は次候にかわり、六十八候「水泉(しみず)温(あたたか)をふくむ」地中では凍った泉が融けて動き始め、春への準備が着々と進んでいる、という事を表現した候です。
地上では凍りつくような寒さが厳しい時期ですが、地下から湧いてく清水が融け始める頃で、自然界では地中で陽気が芽生え春の準備がはじまりだす季節となります。
人間のからだも、自然界の一部なので真冬の時期は皮下の奥底では水(みず)が動き始めます。温かい春に向けて準備をしています。そんなこの時期に良いと思われるツボ(経穴)があります。
からだの奥深い湧水(みず)を動かすツボで、
今回の候(こう)と同じ「水泉(すいせん)」といいます。『ツボの効果効能については諸説あります。』
画像を参考に・・・場所は足首を90°(垂直)にして内くるぶし一番高い所を見つけて、そこからアキレス腱の方に山を下るようにおろしていくと一番深く谷になっているところが「太谿(たいけい)」というツボになります。そこから親指の幅ひとつ下ぐらいに少しくぼんで指で押すと奥の方に響くような場所があります。そこが「水泉穴」です。
指で押したり、市販のせんねん灸やドライヤーで太谿穴も含めて広範囲に刺激する方法などご自分に合うようなものを見つけてください。上手にツボにあたるようになると足先まで温かくなってきます。
※効き目に関しては体質や体調など個人差がありますので無理せずに続けてみてください。
Photo 水泉穴の位置